【開発・提供】Parallels(ラネクシー)
【公式サイト】
Created Date: 07/05/29
Modified Date: 08/09/07
Modified Date: 08/09/07

↑「Mac OS X 10.5.2」+「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 5584」+「Windows XP Home Edition Service Pack 2」(クリックで拡大)
【解説】
米Parallels(旧SWsoft)より開発、提供等が行われているMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア。カーネルモード(特権モード、スーパバイザモード)における各種命令をハードウェアレベルにてハンドリング可能な「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology for IA-32 Processors)」をサポートする他、総じて「Coherence(コヒーレンス)」と称される諸機能の実装により、ホストOS、ゲストOS間におけるシームレスな連携等を実現している。日本市場においては、ラネクシー(旧プロトン)を通じて2006年11月11日より販売、サポート等が開始されている。
「Parallels Workstation 2.1 for Mac OS」〜「Parallels Desktop for Mac 2.1」
米国時間2006年4月6日(Apple純正デュアルブート支援ツール「Boot Camp 1.0 Beta」リリースの翌日)付にて最初のBeta版が「Parallels Workstation 2.1 for Mac OS」との呼称の下にリリースされる。その後、同リリースを含めて6度のBeta、2度のRelease Candidateを経た後、米国時間2006年6月15日付にてGA版に相当する「Parallels Desktop for Mac 2.1」がリリースされる事となる。尚、RC 1のタイミングにて「Parallels Workstation for Mac OS」から「Parallels Desktop for Mac」へと名称変更が行われており、最終的にBetaプログラムには75ヶ国から10万人以上のテスタが参与する等、当時から「Intelベース Macintoshが齎す最大の福音」として大きな期待を集めていた。名称変更に際しては「Macらしさを追求するためにWindowsセントリックな「Parallels Workstation」という名称を改め、「Parallels Desktop for Mac」を正式名称とする」とのコメントが発せられている。
Parallels Desktop for Mac 2.2(「Beta 1 Build 1862」〜「Build 1970」)
米国時間2006年10月11日付にてリリースされたアップデート相当の「Build 1940」では、「Mac OS X 10.5 Leopard(ホストOS)」「Windows Vista(ゲストOS)」(当時は何れもプレリリースビルド)に試験的に対応した他、「PAE(Physical Address Extension)」モードのフルサポート等を実現。翌月にはWindows Vista/XP(ゲストOS)のインストールプロセスを自動化する「Installation Assistant」、及び「Shared Networking(共有ネットワーク)」の実装等を包含する「Parallels Desktop for Mac 2.2 Build 1970」がリリースされる事となる。Parallels Desktop for Mac 2.5(「Beta 1 Build 3036」〜「Build 3224」)
2006年12月上旬よりテストリリースが開始された当ブランチでは、「Beta 1 Build 3036」において以下のような機能強化等が施される事となる(主要項目抜粋)。- 「Boot Camp」パーティションにインストールされた「Windows Vista(プレリリースビルド)」「Windows XP」をゲストOSとして利用可能に
- ゲストOSウインドウのリサイズ時に、当該ゲストOSにおけるスクリーン解像度を動的に自動調整可能な「Dynamic Resolution」を実装
- Mac OS Xアプリケーションであるかの如くにゲストOSにおけるWindowsアプリケーション等をハンドリング可能とする「Coherence」モードを実装
- Physical Windows PC(実機)、或いはVMware、Microsoft仮想マシン(仮想ディスク(.vmdk)(.vhd))からParallels仮想マシン(仮想ディスク(.hdd))にマイグレート(コンバート)可能とする「Parallels Transporter」を同梱
Parallels Desktop 3.0 for Mac(「Build 4124」〜「Build 4560」)
「WWDC 2007」を目前に控えた米国時間2007年5月31日付にて発表されたアップグレード相当の当バージョンでは、同6月7日付にてリリースされた「Build 4124」において、50種以上の新機能、100項目以上の修正等が含まれるとされる主な特徴として以下の項目等が示されている(主要項目抜粋)。- Mac OS X(ホストOS)、Windows(ゲストOS)を問わずして、任意のファイルに任意の規定アプリケーションを関連付可能な「Parallels SmartSelect」を実装
- 仮想ディスク内の各種リソースに対してオフラインアクセス可能な「Parallels Explorer」を同梱(VMware(.vmdk)、Microsoft(.vhd)仮想ディスクもハンドリング可能)
- 「OpenGL」「DirectX」等のサポートによるグラフィックスパフォーマンスの強化。3Dグラフィックスを利用するアプリケーションの一部等がゲストOSにおいてネイティブ動作可能に
- 「Shared Folders(共有フォルダ)」、及び総じて「Coherence 2.0」と称されるユーザインターフェイス関連の各種機能強化等を包含
- Linux(ゲストOS)を対象とした「Parallels Tools(Linux Tools)」を追加
- 隔離性等のセキュリティレベルを制御可能な「Security Manager」を実装
- USB接続を行うデバイスのオペレーティングシステムを任意に選択可能とする「USB Connection Assistant」を実装
- 任意の状態に保存したゲストOSを任意のタイミングにて復元可能な「Snapshots(スナップショット)」を実装(複数ノードを作成可能なマルチスナップショットとして実装され、「Snapshot Manager(スナップショットマネージャ)」を用いたマネジメントに対応)
- ゲストOSシャットダウン時に、起動時の状態に任意に復元可能な「Undo Disks(ディスクを元に戻す)」を実装(起動時にスナップショットを作成)
Parallels Desktop 3.0 for Mac(「Beta 1 Build 5060」〜「Build 5160」)
米国時間2007年8月1日よりテストリリースが開始されたアップデート相当の当ブランチでは、約1ヶ月半の期間に2度のBeta、2度のRelease Candidateを経た後、同9月11日付にてGA版に相当する「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 5160」がリリースされる事となる。ユーザエクスペリエンスを追求した更なる機能強化、及び仮想化エンジンの向上等を主目的とした当ブランチにおける主な特徴として以下の項目等が示されている(主要項目抜粋)。- 「Coherence 3.0」。Windowsアプリケーション(ウインドウ)に対してMac OS Xにおけるそれと同様のドロップシャドウを付加しつつ、「Expose」使用時における各ウインドウがMac OS Xウインドウと同様に個別動作可能に。半透明ウインドウの表示等もサポート
- 「Coherence」モード利用時に、最小化したWindowsアプリケーション(ウインドウ)をMac OS X(ホストOS)「Dock」に格納可能に
- 複数仮想マシン動作時に合計4GB以上のRAM領域を利用可能に
- 単一の仮想マシンに対して割当可能な最大RAM容量が1.5GB→2GBに増加
- ユーザプロファイルの共有を実現する「Shared Profile(共有プロファイル)」の実装。Mac OS X(ホストOS)サイドの「Desktop」「Documents」「Pictures」「Music」各フォルダをWindows(ゲストOS)サイドの「Desktop」「My Documents」「My Pictures」「My Music」として利用可能に
- 「Recycle Bin(Trash Bin、ゴミ箱)」の統合。Windows(ゲストOS)からMac OS X(ホストOS)サイドの「Recycle Bin」に各種リソースをドラッグアンドドロップ可能に(Mac OS Xサイドの「ゴミ箱」にドロップされたファイル等はWindowsサイドの「ごみ箱」に移動)
- ヴァーチャルキーボードサポートの改善。Mac OS X(ホストOS)「Dock」内のアプリケーションアイコンにおけるコンテキストメニューを通じて、種々のキーコンビネーションをゲストOSに対して送信可能に(「Ctrl」+「Alt」+「Delete」、「Ctrl」+「Break」等)
- Apple「iPhone」サポートの追加。ゲストOS内のWindows版「iTunes」を利用した各種データ同期、ソフトウェアアップデート等をサポート
- 「Parallels Transporter 3.0 for GNU/Linux」を使用してPhysical Linux PC(実機)からParallels仮想マシンにマイグレート可能に
- 仮想ディスクブラウジング時におけるデフォルトアプリケーションとして「Parallels Mounter」を採用
- 「Build 4560」より再実装されている「Parallels Image Tool」において、スナップショットを利用可能な仮想ディスクに対する互換性を実現(Plain(プレーン)→Expanding(拡張)、 Expanding→Plain等、仮想ディスクフォーマットを変換可能 etc...)
Parallels Desktop 3.0 for Mac(「Beta 1 Build 5540」〜「Build 5608」)
米国時間2007年10月29日よりテストリリースが開始されたアップデート相当の当ブランチでは、約1ヶ月半の期間に2度のBeta、1度のRelease Candidateを経た後、同12月5日付にてGA版に相当する「Build 5582」がリリースされる事となる。「Mac OS X 10.5 Leopard(ホストOS)」に対する互換性改善等を主目的とした当ブランチにおける主な特徴として以下の項目等が示されている(主要項目抜粋)。- 「Mac OS X 10.5 Leopard(ホストOS)」に対する種々の互換性改善(「Spaces」との統合等)
- アンインストール時に「Shared Applications」「Parallels SmartSelect」によるアプリケーションの関連付けを解除すべくした「Remove SmartSelect file associations」オプションを追加
- 仮想化エンジンに関する改善。「SMBios(System Management BIOS)」のサポートを追加
- 「Shared Networking」に対して「Port Forwarding」のサポートを追加
- 仮想マシンにおいて2台の仮想CD/DVDドライブを利用可能に
- 「Parallels Transporter」における機能強化。「Boot Camp」パーティションからParallels仮想ディスク(.hdd)にマイグレート可能に