2008年03月22日

Parallels Server for Mac【パラレルズサーバーフォーマック】

【属性】Application(サーバ仮想化ソフトウェア)
【開発・提供】Parallels(パラレルズ)
【対応プラットフォーム】Mac OS X
【公式サイト】
Created Date: 08/03/22
Modified Date: 09/02/20
Parallels Server 3.0 for Mac Build 2150
↑Parallels Server 3.0 for Mac Build 2150(クリックで拡大)

【解説】
米Parallels(旧SWsoft)より開発、提供等が行われているMac OS Xベースのサーバ仮想化ソフトウェア。カーネルモード(特権モード、スーパバイザモード)における各種命令をハードウェアレベルにてハンドリング可能な「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology)」をサポートする他、Mac OS Xベースとしては初となるサーバ仮想化ソフトウェアとして「Mac OS X Server 10.5 Leopard」をゲストOSとして利用可能としている(公式サイト等においては、Windows、Linux、Bare Metal版の「Parallels Server」とは別のプロダクトとして扱われている)。

Parallels Server 3.0 for Mac(「Beta 1 Build 1436」〜「Build 2217」)

「WWDC 2007」期間中に開催されたプレスイベント等を通じて開発計画等が公表された「Parallels Server for Mac」は、米国時間2008年1月9日付にて初のテストリリースとなる「Beta 1 Build 1436」がPrivate Betaとしてリリースされる(「Beta 2 Build 1709」よりPublic Betaに移行)。その後、約5ヶ月の期間に同ビルドを含めて4度のBeta、1度のRelease Candidateを経た後、同6月17日付にてGA版に相当する「Build 2150」がリリースされる事となる(「Mac OS X Server 10.5 Leopard(ゲストOS)」の利用は「Beta 4 Build 1990」より有効化。「Beta 4 Build 1990」の時点では「Mac OS X Server 10.5 Leopard」のゲストOSとしての利用が許可されるのは、ホストOSにも同サーバオペレーティングシステムを利用しているケースに限られていたが、「Release Candidate 1 Build 2132」以降において前記制限が緩和されている(ホストOSがクライアント版のMac OS Xである場合にも、「Mac OS X Server 10.5 Leopard」をゲストOSとしてインストール可能))。当ブランチにおける主な特徴として以下の項目等が示されている(主要項目抜粋)。
  • Apple製ハードウェア(Apple商標が付されたコンピュータ)上にて「Mac OS X Server 10.5 Leopard」をゲストOSとして利用可能。「Mac OS X Server」をゲストOSとして利用可能な最初のソリューションに(Appleサイドのライセンスによる制限にて、クライアント版のMac OS XはゲストOSとして利用不可)
  • GUIベースのマルチサーバマネジメントツール「Parallels Management Console」を同梱(同コンソールを通じて各種仮想マシンをリモートコントロール可能。別途単体インストーラも提供)
  • 仮想マシンにおいて最大4コア(4way)の「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessor、仮想対称型マルチプロセッサ)」をサポート
  • 64bitゲストOS(x64)をサポート
  • 仮想マシンに対して最大8GBのRAM容量を割当可能
  • 仮想マシンにおいて最大2TBの仮想ディスク(.hdd)を利用可能
  • CPU仮想化支援「Intel VT-x」をサポート
  • 「Parallels Tools」「Parallels Server Image Tool」「Parallels Server Explorer」「Parallels Server Mounter」、及びP2V(Physical to Virtual)、V2V(Virtual to Virtual)マイグレーションツール「Parallels Server Transporter」等を含む各種ツールセットとの統合
  • サードパーティベンダへの推進等が主目的とされる「Parallels Server SDK」、Open API等の提供
  • 「SNMP(Simple Network Management Protocol)」、コマンドラインインターフェイス(Parallelsコマンドラインツール)、及び各種のオートメーション等を実現すべくしたスクリプティングサポートを包含(「Python」含む)
  • 仮想マシンにおいて「ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)」をサポート
  • 単一の仮想マシンに対するマルチユーザアクセスをサポート
その後、同年8月上旬に「Build 2173」がリリースされた後、12月30日(米国時間)付にて種々の互換性改善等を主目的とした「Parallels Server 3.0 for Mac Build 2217」がリリースされる事となる。

尚、「Build 2217」の段階において、デスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」と同一システム上にインストールして利用する事はできない。これは、Parallelsによるディスパッチャサービス(prl_disp_service)が(当該時点において)サーバ、或いはデスクトップ何れかのモードで動作するように設計されているため、「Server 3.0」と「Desktop 4.0」が共存した環境ではシステムレベルでの一貫性が損なわれるケースがある事等に起因している(2種のディスパッチャサービスを共存させる事は理論上不可能ではないものの、容易な作業ではないとの見解等が示されている)。

タグ:Parallels
posted by Flipper at 21:45 | 【P】