2008年04月10日

Bento【ベント】

【種別】アプリケーション(パーソナルデータベース)
【開発・提供】FileMaker(ファイルメーカー)
【対応プラットフォーム】Mac OS X/iOS
【公式サイト】
Created Date: 08/04/10
Modified Date: 12/09/15
【解説】
米Apple傘下のFileMaker(旧Claris Corporation)より開発、提供等が行われている、Mac OS X/iOSベースのパーソナルデータベースソフトウェア(カード型データベース)。名称は日本語の「弁当」に由来し、アプリケーションアイコンは弁当箱をモチーフとしている。Mac OS X版の他に、iPad、iPhone、iPod touchを対象としたiOS版も提供されている。

米国時間2007年11月13日付にて行われた製品発表と共にテストリリース(パブリックベータ)が開始され、翌2008年1月8日(米国時間)付にてGA版に相当する「Bento 1.0.0.4」がリリースされる事となる(日本市場におけるイニシャルリリースは、同年3月6日(日本時間)付にてリリースされた「Bento 1.0v2」)。

各種「FileMaker」ラインアップと一線を画したエントリレベルのパーソナルデータベースとして、或いはAppleによるプロダクティビティソフトウェアスイート「iWork」を補完すべくしたソフトウェア等として位置付けられており、コンシューマ層にアピールするための諸機能等を中心にデザインされている。シンプル、且つ直感的な操作性を重視したコンセプトに従い、ネットワーク経由でのデータベース共有、或いはスクリプトによる制御等には対応していない。

一方ではGTD(Getting Things Done)としての側面も併せ持ち、デフォルトにて「AdressBook(アドレスブック)」「iCal」との連携等も実現。この機能は、Mac OS Xにおける両アプリケーションのデータベースを直接参照する形となるため、「Bento」における編集結果は同期やインポート、エクスポート等のプロセスを伴わずして、両アプリケーションにダイレクトに反映される事となる(逆もまた然り)。

メタデータ検索「Spotlight」テクノロジ、永続的な検索結果を反映可能な「Smart Collection(スマートコレクション)」、或いはテーマ変更時におけるワイプエフェクト等を提供する「Core Image」等、Mac OS Xにおけるコアテクノロジとの融合等も実現されており、「Core Data 2.0」「Core Animation」「Image kit」「CalendarStore」「ScriptingBridge」等の各種フレームワークの利用等により、対応プラットフォームは「Mac OS X 10.5 Leopard」以降に限定されている(「Universal Binary」として提供)。

尚、Ver.2.0の段階において、各種「FileMaker」ラインアップとのデータベースレベルでの互換性はなく、データ移行時にはCSV(Comma Separated Values、カンマ区切りテキスト)ファイル等の中間ファイルを介する事となる。

Bento 2.0(「2.0v2」〜「2.0v3」)

米国時間2008年10月14日付にてリリースされたアップグレード相当の当バージョンでは、メールクライアント「Apple Mail」との統合(メール本文をデータとしてハンドリング可能とした他、「Quick Look」を通じてメッセージ内容を確認可能に etc...)が行われた他、「summary(概要)」「details(詳細)」を単一画面にて表示可能な分割形式のハイブリッド表示のサポート、プリント機能の強化、及び新たなテーマの追加が行われる事となる。また、その他の主な特徴として、以下の項目等が示されている(主要項目抜粋)。
  • 「Microsoft Excel(xlsx/xls)」、iWorkにおける「Numbers」スプレッドシートをダイレクトにインポート可能に
  • ライブラリを「Microsoft Excel(.xlsx)」「Numbers」フォーマットとしてエクスポート可能に
  • TSV(Tab Separated Values、タブ区切りテキスト)ファイル、及びライブラリテンプレートのインポート、エクスポートに対応
  • カスタマイズモードを要せずして、(フォーム表示のまま)フォームのレイアウトを変更可能に
その後、当バージョンは種々の互換性改善等を主目的としてVer.2.0.3までリリースされる事となる(「Bento 2.0v3」は、同年12月2日(米国時間)付にてリリース)。

Bento 3.0(「3.0.1」〜「3.0.6」)

米国時間2009年9月30日付にてリリースされたアップグレード相当の当バージョンでは、iPhotoにおけるフォトライブラリに直接アクセス可能となった他、レコードのグリッド形式(グリッドビュー)やセキュリティオプション、10種の新たなテンプレート、データフィールドの暗号化、ネットワークにおけるデータベース共有機能の追加等が行われる事となる。

その後、当バージョンは種々の互換性改善等を主目的としてVer.3.0.6までリリースされる事となる(「Bento 3.0.6 Build 17853」は、米国時間2010年12月10日付にてリリース)。

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posted by Flipper at 17:48 | 【B】