【属性】Operating System
【開発・提供】Apple(アップルジャパン)
【公式サイト】
Created Date: 08/06/23
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【解説】Modified Date:
Mac OS Xにおける7度目のメジャーリリースに相当する次世代オペレーティングシステム。2008年6月に開催された世界開発者会議「WWDC 2008(Worldwide Developers Conference 2008)」において参加者を対象としたプレビュー等が行われている。
主だった新機能の実装には注力せず、安定性やパフォーマンスの向上、及びフレームワークの拡充等に重きを置くメンテナンスリリースとして位置付けられており、新たな品質基準の設定等、Mac OS Xの革新に向けた礎の構築にフォーカスするとされている。2008年6月時点において、主な特徴として以下の項目等が示されている。
- 「Grand Central(コードネーム)」を用いたマルチコアプロセッササポートの最適化(Macintoshコンピュータにおける密結合並列処理の強化)
- 「OpenCL(Open Computing Language)」APIセットの実装によるハードウェアサポートの拡充、及びGPU処理能力の広範な活用等の実現(GPUをグラフィックス関連以外の演算処理等にも転用。「OpenCL」はC言語をベースとしたオープンスタンダードとしてAppleにより提案、主導されている)
- 64bitテクノロジにおけるMac OS Xのリードを広げるべくした、システムメモリにおけるソフトウェア制限の拡張。理論上16TBのRAM容量を利用可能に
- 「Mac OS X iPhone」におけるメディアテクノロジを利用した「QuickTime X」メディアプラットフォーム。オーディオ、及びビデオフォーマットサポートの最適化による効率的なメディア再生等を実現
- Webブラウザ「Safari」におけるJavaScriptパフォーマンスの向上
- 「Apple Mail」「iCal」「Address Book」等において「Microsoft Exchange Server 2007」のネイティブサポートを包含