Remote Desktop Connection Client for Mac【リモートデスクトップコネクションクライアントフォーマック】

【正式名称】Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac
【属性】Application(リモートデスクトップクライアント)
【開発・提供】Microsoft(マイクロソフト)
【公式サイト】
Created Date: 08/08/13
Modified Date:
【解説】
米Microsoft内Mac BU(Macintosh Business Unit)より開発、提供等が行われているMac OS Xベースのリモートデスクトップクライアント。「RDC for Mac」と略記されるケースも多い。ターミナルサービス、リモートデスクトップサービスが実行可能なWindowsに対するMac OS Xからのリモートアクセス等を実現するリモートデスクトップクライアントとして米国時間2002年7月17日付にてイニシャルリリース(Ver.1.0.0)を迎える事となり、当バージョンはメンテナンスアップデートを中心としてVer.1.0.3(米国時間2004年10月13日リリース)までリリースされる事となる。

リモートアクセスを行う際には、接続先のWindowsに対するネットワークアクセス、及び適切なアクセス権等が必要とされる他、Windowsサイドにて事前にリモートアクセスを許可しておく必要がある。

Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0

米国時間2007年7月31日よりテストリリースが開始された当ブランチでは、約11ヶ月の期間に3度のBetaを経た後、翌2008年7月1日(米国時間)付にてアップグレード正式版に相当する「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0」がリリースされる事となる。「RDP 6.0(Remote Desktop Protocol 6.0)」の採用による「Windows Vista」への対応等を主目的とした当ブランチにおける主な特徴として以下の項目等が示されている(主要項目抜粋)。
  • 「RDP 6.0」の採用による「Windows Vista」への対応(「NLA(Network Level Authentication)」への対応を包含)
  • Intel、PowerPC両アーキテクチャにてネイティブ動作可能な「Universal Binary」
  • Mac OS Xらしさを追及すべくしたユーザインターフェイスの刷新
  • カスタマイズオプションの追加。Windowsセッションにおいて用いるキー入力環境に、Mac OS Xにおけるキーボードショートカットを割り当て可能に(Windowsにおける「半角/全角」キーを、Mac OS Xにおける「command」+「space」キーコンビネーションに割り当て可能 etc...)
  • セッション途中におけるフルスクリーンモードへの切り替え、及びセッションウインドウのリサイズが可能に(Dynamic Screen Resizing)
  • プリンティングサポートの改善。Mac OS Xにて設定可能な全てのプリンタに対応(PostScriptプリンタ含む)
  • 複数台のWindowsコンピュータに対する同時接続、或いはマルチセッションの保持が可能に(各接続設定をファイル単位にて個別管理可能に)
尚、標準ではリモートデスクトップにおける接続先として利用する事のできないWindows Vista Home Premium/Home Basic Edition、Windows XP Home Edition等に対しても、「Sun xVM VirtualBox」等、「VRDP(Virtual Remote Desktop Protocol)」をサポートする仮想化ソフトウェア上にて(当該OSを)ゲストOSとして動作させる事等により、「RDC for Mac」を用いたリモートアクセスが可能となる。

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