iTunes【アイチューンズ】

Appleによるデスクトップメディアプレーヤ「iTunes」について解説。

【種別】アプリケーション(デスクトップメディアプレーヤ)
【開発・提供】Apple(Apple Japan)
【対象プラットフォーム】macOS(Mac OS X)/Windows
【公式サイト】
Created Date: 05/12/22
Modified Date: 16/11/20
【解説】
米Appleより開発、提供等が行われている、macOS/Windowsベースのデスクトップメディアプレーヤ。種々のメディアコンテンツや対応デバイス(「iPhone」「iPod」「Apple TV」等)の管理、或いは「iTunes Store」へのアクセス等を司る統合プラットフォームとしても位置付けられている。

エンコード可能なファイル形式として「AAC(Advanced Audio Coding)」「AIFF(Audio Interchange File Format)」「ALAC(Apple Lossless Audio Codec)」「MP3(MPEG Audio Layer-3)」「WAV(RIFF Waveform Audio Format)」等がサポート(「AAC」ではVBR(Variable Bit Rate、可変ビットレート)に対応)されている他、米国時間2007年5月29日付にてリリースされたVer. 7.2以降において、DRM(Digital Rights Management/デジタル著作権管理)フリーコンテンツ「iTunes Plus(AAC 256kbps)」に対応している。

セットトップボックス「Apple TV」との連携に関しては、同デバイスに対するデジタルフォトデータのストリーミング配信等がサポートされており、各コンピュータにおけるデジタルフォトデータを「Apple TV」とワイヤレスに共有可能となっている。

その他の主な特徴

  • 各種コンテンツを対象とした検索結果を任意のプレイリストに永続的に反映可能な「Smart Playlist(スマートプレイリスト)」を実装(Ver. 3.0以降)。任意のコンテンツに対する追加、変更、削除の結果はリアルタイムに当該「Smart Playlist」に反映され、一つのコンテンツが複数の「Smart Playlist」の条件に合致した場合には、条件を満たした全「Smart Playlist」に現れるようになっている
  • ZeroConfベースのインスタントネットワーキングテクノロジ「Bonjour(旧Rendezvous)」を介したライブラリ共有をサポート
  • 後に「Finder」「Safari」「iPod」等においても採用される事となる ブラウジングインターフェイス「Cover Flow」ビューを実装(Apple関連では「iTunes」が最初の実装となる)
  • 曲間に存在するギャップ(無音部)をスキップし、継ぎ目を無くした連続再生を可能とする「Gapless Playback(ギャップレス再生)」に対応
  • 「iPhone」カスタム着信音作成サービス「Custom Ringtone Maker」をサポート
  • クローズドキャプション(字幕)付きコンテンツの再生に対応
  • アルバム単位でのレーティングを可能とする「Album Rate(アルバムレート)」をサポート
  • 任意のコンテンツをベースとしたプレイリストを、ライブラリから自動作成可能なレコメンドエンジン「Genius」を実装
  • 音声インターフェイス「VoiceOver」、「Parental Control(ペアレンタルコントロール)」、「iTunes DJ(旧「Party Shuffle(パーティーシャッフル)」)」、「AirTunes」ストリーミング等をサポート
各プラットフォームに対する対応に関しては、Classic Mac OS(Mac OS 9)版はVer. 2.0.4がファイナルリリース、Windows版(iTunes for Windows)はVer. 4.1がイニシャルリリースとなり、Windows版はAppleによるマルチメディアAPI「QuickTime」が同梱された形にて配布されている(Ver. 7.4より「Windows 2000」がシステム要件から外れている)。

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