VMX Extras【ヴイエムエックスエクストラ】

【属性】Application(仮想マシンコンフィギュレーションエディタ)
【開発・提供】Koi Productions
【対応プラットフォーム】Mac OS X
【公式サイト】
Created Date: 09/01/27
Modified Date:
「VMX Extras 0.2007.07.04」における「Preconfigured Options」
↑「VMX Extras 0.2007.07.04」における「Preconfigured Options」(クリックで拡大)

【解説】
米Koi Productionsより開発、提供等が行われているMac OS Xベースの仮想マシンコンフィギュレーションエディタ。VMware仮想マシン(バンドルパッケージ)に含まれるテキストベースの構成ファイル(.vmx)をGUIレベルにて編集可能とするコンフィギュレーションエディタとして位置付けられており、Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」における利便性の向上等に貢献している。

インターフェイスはタブで切り替え可能な2パネルにて構成されており、「Direct Edit」を通じて既存の項目の編集、及び新規項目の追加、「Preconfigured Options」を通じて潜在的に実装されている機能の制御等が各々可能となっている(「Preconfigured Options」には、GUIでは制御する事ができない潜在的な機能のプリセットが提供されており、それらの機能は「Direct Edit」において新規項目を追加し、追加された項目に直接構文を入力する事によっても制御可能となっている。試験的に実装されている潜在的な機能には、ビルトインの「VNC Server(VNCサーバ)」や「Paravirtualization(準仮想化)」、或いはBIOSポストの待機時間を任意に設定可能な「BIOS Delay(Boot Delay)」等が含まれる)。また、「VMX Extras」を用いて編集した構成ファイルにおける各項目はアルファベット順にソートされる事となり、予めコメント文が追加されていた際には(それらのコメント文は)除去される事となる。

編集対象の構成ファイル(.vmx)を開く際には、「File」>「Open...」を通じて当該構成ファイルを選択する他、「.vmx」ファイルのドラッグアンドドロップにも対応している(仮想マシンバンドルのドラッグアンドドロップには非対応)。仮想マシンバンドルはデフォルトで「~/Documents/Virtual Machines/」に属しており、コンテキストメニューを通じて「Show Package Contents(パッケージの内容を表示)」を実行する事により、内容を確認する事ができる(構成ファイルの編集は、仮想マシン、及び「VMware Fusion」が終了された状態で行う必要がある)

尚、「VMX Extras」はVMware社ではなく、Koi Productions(Eric Tung氏)によって提供される非公式なソリューションとして位置付けられているため、公式なサポートは受ける事ができない。また、2007年7月に初版が公開されているため、特に「Preconfigured Options」の項目において最新版に追従していない(或いは互換性が完全ではない)ケースも想定される(利用に際しては、添付されている「readme.txt」や公式サイトの確認、及び構成ファイルのバックアップ等が推奨されている)。