【種別】ファイルシステム
【開発・提供】Apple(Apple Japan)
【関連Link】
Created Date: 06/03/11
Modified Date:
【解説】Modified Date:
現在のMac OS Xにおいて標準的に採用されている「HFS Plus」の拡張版として「Mac OS X(Server) 10.3 Panther」以降にてサポートされているファイルシステム。HFS Plusと比較した際の大きな特徴として「ファイル名における英大文字/小文字の取扱い」が挙げられる。HFS Plusが両者(英大文字/小文字)の違いを識別しつつ、ファイルシステム上ではそれらの違いを吸収し、同一文字として扱う仕様(case- insensitive)となっているのに対し、HFSXではファイル名における英大文字/小文字を別の文字として認識させる事(case- sensitive)を可能としており、実際に適用する際には「Terminal(ターミナル、/Aplication/Utilities/Terminal.app)」におけるコマンドラインユーティリティを使用する事により、HFSXに対応したボリュームを作成する事が可能となっている(事前にボリュームの初期化が必要。尚、HFSXはこれらの機能を実現するに際して互換性面を一部犠牲にしており、Classic Mac OSからはHFSXでフォーマットされたボリュームを認識する事ができなくなっている)。
※「Mac OS X 10.4 Tiger」以降では「Disk Utility(ディスクユーティリティ、/Aplication/Utilities/Disk Utility.app)」のオプション(Mac OS 拡張(大文字と小文字を区別/ジャーナリング))を利用したGUI環境による設定が可能(Mac OS X Serverでは10.3よりGUIによる設定が可能)
尚、現状ではHFSXでも(UFS程ではないが)一部のアプリケーションや、周辺機器のドライバ等との互換性が問題となっており(2006年4月現在。特にAdobe製品との相性が不十分)、まだまだ如何なるトラブルに遭遇するか予測しづらいといった側面がある。