Haiku【ハイク】

【名称変遷】「OpenBeOS」>「Haiku」
【種別】オペレーティングシステム(デスクトップオペレーティングシステム)
【開発・提供】Haiku Project
【公式サイト】
Created Date: 11/12/06
Modified Date:
【解説】
米Haiku Projectより開発、提供等が行われているオープンソースのデスクトップオペレーティングシステム(MITライセンスを適用)。1990年代から2000年代前半にかけて開発が行われていたBe社による「BeOS」の再現を主たる目的としており、名称は日本語の「俳句」に由来している。

2001年に開発プロジェクトが設立され、フルスクラッチで開発されているが、マイクロカーネルの採用やPOSIX互換、高い並列処理パフォーマンス等、BeOSの特徴を継承している。当初は「OpenBeOS」と称されていたが、米国時間2004年6月19日より、オハイオ州コロンバスにて開催されたプライベートカンファレンス(OpenBeOSカンファレンス)「WalterCon 2004」にて、現在の名称への変更がアナウンスされた。同時に非営利団体Haiku Inc.の設立、及び公式サイトhaiku-os.orgの開設もアナウンスされている。

パーソナルユースでの利用を想定し、ユーザビリティに優れたデスクトップ環境を主たる特徴としている。米国時間2009年9月13日付にて、x86を対象プラットフォームとした最初の開発スナップショット(Haiku OS R1/Alpha 1)がリリースされた(インストールメディアは、Ubuntu等と同様にライブ版としても利用可能。「Alpha 1」では、無線LANはサポートされておらず、パッケージ管理システムも実装されていなかった)。

日本語TrueTypeフォントの「Konatu(小夏)」が標準フォントとして組み込まれており、公式サイトではインストーラを含むISOイメージの他に、VMware仮想ディスク(.vmdk)としての配布も行われている。