【名称変遷】「Chimera」>「Camino」
【属性】アプリケーション(Webブラウザ)
【開発・提供】Camino Project
【対応プラットフォーム】Mac OS X
【公式サイト】
Created Date: 06/11/24
Modified Date: 08/08/04
Modified Date: 08/08/04

↑Camino 1.0.3(クリックで拡大)
【解説】
米Mozilla Foundation内Camino Projectより開発、提供等が行われているMac OS XベースのオープンソースWebブラウザ。レンダリングエンジンには「Firefox」「SeaMonkey」等と同様に「Mozilla Gecko」が、アプリケーションフレームワークには「Cocoa」が各々採用されており、米国時間2006年2月14日付にてリリースされた「Camino 1.0」より「Universal Binary」として提供されている。プロジェクト開始当初は「Chimera(キメラ)」との呼称にて開発が進められていたが、商標上の問題により 2003年3月上旬にリリースされたVer.0.7より現在の「Camino」(スペイン語で「道」を意味する)に名称変更。「Safari」リリース以前はMac OS X標準Webブラウザとしての採用等も囁かれていたが、紆余曲折を経つつ、Ver.1.0のリリースまでに約4年の歳月を費やす事となる。
パフォーマンス、汎用性等を高次元にて兼備しつつ、「Bonjour」「Adress Book」「Keychain(キーチェーン)」等との連携や「Aqua」ユーザインターフェイスの採用等、Mac OS Xとの親和性も高い(「Firefox」はVer.2.0.0.xまで「XUL(XML-based User Interface Language)」を採用)。Multilingual版(国際版)では日本語リソースも包含されている。
「Camino 1.5」~「Camino 1.6」(「1.5」~「1.6.1」)
米国時間2007年6月5日付にてリリースされたアップデート相当の「Camino 1.5」は、BetaステージまでVer.1.1として開発が進められ、Release Candidate以降にVer.No.が改められる等の経緯があった。当バージョンにおける主な特徴として以下の項目等が示されている(主要項目抜粋)。- レンダリングエンジンに「Gecko 1.8.1」を搭載
- システム辞書を用いたスペルチェック機能が、Webページのテキストフィールドにおいて利用可能に
- 「Atom」「RSS」フィードを提供しているWebページを表示した際に、ロケーションバーに「RSS」アイコンを表示。同アイコンを通じて当該フィードをデフォルトフィードリーダに移譲可能に
- セッションレジュームのサポート。アプリケーション終了時に記憶したセッション(アクティブなタブ、ウインドウ等)を次回起動時に復元可能に
- 「target="_blank"」を新規タブにて表示可能とする「シングルウインドウモード」
- 任意のリンクを新規タブにて閲覧後、リンク元が含まれるタブにフォーカスを移動可能な「ジャンプバック」
- 「Safari」がストアしたKeychain項目を共有可能に
- 「Always Allow(常に許可)」「Always Deny(常に拒否)」「Allow Once(一度許可)」等、ポップアップウインドウブロック時におけるオプションに新たなプリセットを導入。「Web Features」プリファレンスペインにおいては、手動での許容、或いはポップアップウインドウ非表示等のオプションが選択可能となる等、一層強力なポップアップマネジメントを提供
- 「Flash」の自動再生を防止可能な「Flashblock」
- Cookie(クッキー)の有効範囲をカレントセッションのみに限定可能に
その後、翌2008年4月17日(米国時間)付にて「Mozilla Gecko 1.8.1.x」や「Software Update(Automatic Update、自動更新)」の実装、タブブラウジングの改善、「AppleScript」サポートの拡張、ツールバー検索の改善、「OpenSearch」プラグインのサポート等を含む「Camino 1.6」がリリースされた後、同5月20日(米国時間)付にてメンテナンスアップデートに相当する「Camino 1.6.1」がリリースされる事となる。尚、Ver. 1.6では、コードベースとして「Firefox 2.0」を採用し、デフォルトのUser Agent(ユーザエージェント)にFirefox関連のリファレンスを追加する等、各種Webサイト、Webサービス等に対する互換性が改善されている。