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Created Date:06/12/25
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【解説】Modified Date:
PC/ATアーキテクチャを採用したコンピュータにおける起動ボリューム、或いは同アーキテクチャ互換のボリュームを必要とするデバイスにおいて利用されるパーティション形式で「PC Partition Scheme」等とも称されており、各種Mac OSはアクセスのみを可能としている(起動は不可)。起動時において最初に読み込まれる情報としてハードディスク等の第1セクタに格納され、パーティション情報やインストールされている各種OSの起動方法等が記録されているレコード。名称自体もハードディスクにおける第1セクタの呼称に由来しており、パーティションテーブルサイズは64byte。16byteのパーティションテーブルを最大4パーティションまで設定可能(4つ以上のパーティションを必要とする際には、後に追加された拡張パーティション形式にて対応)となっており、「ブートストラップローダ」及び「0xAA55」という16進定数が格納されているシグニチャ領域「ブートシグニチャ」と共に構成されている。32bitのセクタアドレスを使用するため、サポート可能なボリュームサイズは2TBとなっており、前述の仕組みに由来して単一のディスクに最大4つのプライマリパーティション(或いは3つのプライマリパーティション、1つの拡張パーティション、任意の数の論理ドライブ)を作成可能としている。コンピュータ起動時には最初にBIOSによってMaster Boot Recordがメモリに読み込まれ、ブートストラップローダが動作。同プログラムはパーティションテーブルを参照しつつ、アクティブなパーティション(起動ボリュームとして設定されているパーティション)から「ブートセクタ」と称される領域を読み込み、同セクタに格納されたプログラム(ブートストラップコード)は該当パーティションに属するOSを起動する事となる。尚、ブートストラップローダもブートストラップコードと称される場合がある。
各種アーキテクチャとの互換性は以下の通り。
- IntelベースMacintosh(Mac OS X)……ボリュームへのアクセス(可)、ボリュームからの起動(否)
- PowerPCベースMacintosh(Mac OS X)……ボリュームへのアクセス(可)、ボリュームからの起動(否)
- PC/AT互換機(Windows etc...)……ボリュームへのアクセス(可)、ボリュームからの起動(可)