Spaces【スペーシーズ】

【属性】Application(デスクトップユーティリティ、ワークスペースマネージャ)
【開発・提供】Apple(アップルジャパン)
【関連Link】
Created Date:08/01/02
Modified Date:
【解説】
「Mac OS X 10.5 Leopard」より新たに実装された、オペレーティングシステムレベルにおける仮想デスクトップユーティリティ(ワークスペースマネージャ)。Mac OS X上にて複数の「Space(デスクトップスペース)」をマネジメント可能とし、「Finder」を含む種々のアプリケーションウインドウを任意の「Space」に割り当てる事により、効率的な作業環境等を実現する。

各種の制御は「System Preferences(システム環境設定)」>「Exposé & Spaces(Exposé と Spaces)」>「Spaces」から行う事となり、単一の「Finder」に対して仮想的に最大16個(4Row(行)*4Column(列))の「Space」を アレンジ可能。「F8」キー(デフォルトアサイン)を用いて呼び出し可能な「Birds eye View」モード(全ての仮想デスクトップを一目にて鳥瞰可能な切り替えウインドウ)やメニューバー、或いはショートカットキー等を通じて「Space」の切り替えを行う事となる。切り替えウインドウ呼び出し時に用いるホットキーは、標準ではファンクションキーのみが選択可能となっているが、各種修飾キーを押しながら選択する事により当該修飾キーを用いたキーコンビネーションが利用可能となる。
「Spaces」における切り替えウインドウ。「Parallels Desktop for Mac」の「Coherence」モードにて「Spaces」を利用している
↑「Spaces」における切り替えウインドウ。上記スクリーンショットは「Parallels Desktop for Mac」の「Coherence」モードにて「Spaces」を利用している(クリックで拡大)

その他、特定のアプリケーションを任意の「Space」に永続的に登録する事も可能となっており、当該アプリケーションをアクティブにした際には自動的に「Space」が切り替わる事となる。また、一つの「Space」に複数のアプリケーションを、逆に全ての「Space」に一つのアプリケーションを登録する事も可能となっており(「Every Space(すべての操作スペース)」、同一アプリケーションのウインドウを異なる複数のスペースに配置した際には「Dock」アイコンクリック毎にスペースが切り替わる事となる。割り当てられたウインドウ等を「Space」間で移動する事も可能となっている他、「Mac OS X 10.3 Panther」より実装されている「Exposé」は各「Space」単位にて利用可能となっており、「Exposé」実行時に切り替えウインドウを呼び出した際には、同ウインドウにおいても「Expose」状態が維持される事となる(切り替えウインドウを抜けると「Expose」も解除される)。

尚、デスクトップ自体が複数存在する訳ではなく、単一のデスクトップに仮想デスクトップスペースを構築する仕様となっているため「Dock」やデスクトップ上に配置された種々のアイコン等は全ての「Space」に共通して表示される。また、「Spaces」本体はアプリケーションの一つとして「Aplications」フォルダに属しており、その他のアプリケーションと同様のハンドリングが可能となっている。

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